離乳食で卵はいつからOK?気を付けるポイントや固ゆで卵の作り方、保存方法を解説

子育て

離乳食で卵はいつからOK?

卵は、離乳食初期(生後5か月~6か月)からあげていいとされています。

厚労省が発行している「授乳・離乳の支援ガイド」にも明記されており、アレルギー予防の観点からいうと、むしろ離乳食初期からあげた方がいいようです。

ただし、あげ方を間違えると赤ちゃんを危険な目に合わせてしまう可能性があります。

気をつけるポイントをしっかり守り、正しくあげるようにしましょう。

注意点

卵は離乳食初期からあげてOKと書きましたが、あげていいのは卵黄であり、卵白ではありません。
詳細は「気を付けるポイント」で後ほど説明しますが、卵白はアレルギー症状が特に出やすいため離乳食中期からあげることをお勧めします。

離乳食で卵をあげる時に気を付けるポイント

離乳食で卵をあげる時に気をつけるポイントは6つです。

  1. 卵を始めるのは離乳食に慣れてから
  2. 初めて卵をあげるのは平日の午前中にする
  3. 離乳食前にワセリンを顔にぬる
  4. しっかり加熱する
  5. あげるのは卵黄から
  6. 最初は少量、徐々に増やしていく

それでは詳細を解説します。

卵を始めるのは離乳食に慣れてから

冒頭で卵は離乳食初期からあげてOKですと書きましたが、いきなり最初に卵を与えてはいけません。

離乳食初期は、アレルギーの心配がなく、消化の良い10倍がゆから始めるのが基本です。

卵は10倍がゆ、野菜が慣れてきてからあげるようにしましょう。

初めて卵をあげるのは平日の午前中にする

初めて卵をあげる時はアレルギーを発症する可能性があります。

アレルギーは場合によってはアナフィラキシーという重い症状が出て命に危険がおよぶ可能性もあります。

したがって、何かあったときに病院に行けるよう平日の午前中にあげることをお勧めします。

そして、なるべく昼前は避けて、10時前にあげるとより安心です。

理由は、病院のお昼休憩を避けるためです。

アナフィラキシー症状が出るのは、食べてから2時間以内であることが多いので、この症状と病院のお昼休憩がかぶらない午前10時前がベストです。

離乳食前に顔にワセリンを塗る

離乳食前は、赤ちゃんの顔にワセリンを塗って顔を保護してあげましょう。

ワセリンを塗る理由は2つ。

  • かぶれ防止
  • アレルギー防止

ここでは詳細を省きますが、ワセリンを塗ることでかぶれを防止できるだけでなく、アレルギーを防止できます。

そもそもワセリンを塗らないとアレルギーになる可能性があるというのは意外ですよね。

詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

しっかり加熱する

離乳食で卵をあげる時はしっかり加熱しないと赤ちゃんにとって大変危険です。

卵をしっかり加熱する理由は2つです。

  • 卵アレルギーの原因物質の働きを弱める
  • 食中毒防止

卵アレルギーの原因物質は加熱することでその働きが弱まるとされています。

また、半熟の状態ですと、食中毒の危険性もあるので、十分に加熱する必要があります。

加熱時間ですが、完全に火を入れるため、20分以上加熱することをお勧めします。

加熱方法に関しては、後ほど説明します。

あげるのは卵黄から

卵は大きく分けると「卵黄」と「卵白」がありますが、必ず「卵黄」からあげるようにしてください。

卵黄と卵白ではタンパク質の種類が異なり、卵アレルギーは卵白のタンパク質が原因であることが多いとされています。

したがって、アレルギーの危険性が低い卵黄からあげるようにしましょう。

最初は少量、徐々に増やしていく

卵を最初から多めに上げてしまうと、もし症状が出たときに重症化しやすいため、最初は少量から始めます。

これは、離乳食の基本であり、卵に限ったことではありませんが、卵は特にアレルギーを起こしやすいので、かなり少量から始める必要があります。

最初は、卵黄を耳かき1杯程度から始めることをお勧めします。

目安としては、卵黄を耳かき1杯→耳かき2杯→・・・→小さじ2~3杯くらいまで進んだら、次は卵白または全卵に移行するようなイメージです。

なお、卵白や全卵を始める際はさらに少量の耳かき1/2か1/3くらいから始めるとより安全です。

固ゆで卵の簡単な作り方

固ゆで卵は普通に作ろうと思ったら、お湯に入れて20分以上茹でる必要がありますが、めんどくさいですよね?

実は、炊飯器でご飯を炊くときに一緒に卵を入れるだけで簡単に固ゆで卵が作れるんです!

それでは、作り方をご紹介します。

~固ゆで卵の簡単な作り方~
  1. 卵をアルミホイルで包む
  2. お米と一緒に入れてスイッチオン
  3. 炊き上がったら卵を取り出し、氷水につける

こんなんでいいの?って心配になりますよね。

私も最初は心配でした。

でも、我が家はずっとこの方法で固ゆで卵を作っていますが、十分中まで火が通っていますし、今のところ特に問題は起きていません。

ぜひ試してみてください。

離乳食で使う卵の保存方法

離乳食で使う固ゆで卵の保存方法ですが、卵黄は冷凍保存OK、卵白は冷凍保存NGです。

卵白は冷凍保存してしまうとゴムのように固くなるためお勧めできません。

また、卵黄を冷凍保存するときは、きちんと卵白とは別にしてから保存するようにしましょう。

卵黄と卵白を一緒にしてしまうと卵白のアレルゲンが卵黄に移行してしまいます。

まとめ

離乳食で卵は離乳食初期からあげてOKです。

しかし、以下の点には気を付けるようにしましょう。

  1. 卵を始めるのは離乳食に慣れてから
  2. 初めて卵をあげるのは平日の午前中にする
  3. 離乳食前にワセリンを顔にぬる
  4. しっかり加熱する
  5. あげるのは卵黄から
  6. 最初は少量、徐々に増やしていく

また、炊飯器でご飯を炊くときに卵を入れると簡単に固ゆで卵が作れます。

保存は、卵黄は冷凍保存OK、卵白は冷凍保存NGです。

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コメント

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